『海角七号』観ました
ミュージシャンになる夢破れ、地元に帰って来た阿嘉。郵便配達の仕事をあてがわれるも、やる気ゼロで日々を過ごしている。モデルになるために日本から台湾にやってきた友子。モデルとしての仕事は来ず、マネージャーのような仕事ばかりでいつもイライラしている。
リゾートホテル前の海岸で中孝介(もちろん本人!)のコンサートが開催されることになり、前座で演奏するために急遽地元バンドが結成され、友子は日本側と地元とのコーディネイター兼通訳をつとめることに…
当たり前ですが、日本と台湾じゃ考え方が違いすぎ、友子は振り回され続けてます。南国気質なのか全てにおいてアバウト過ぎだし、ほんと行き当たりばったり過ぎ。そりゃもうかわいそうなくらい。友子じゃなくても「なんでいじわるすんのよぉ」と、酔っ払って暴れたくもなります。
一方阿嘉は、素人ばかりのバンドにイマイチのめり込めず、かといって仕事にも身が入らず…なんと配達しなくちゃいけない郵便物を自宅のダンボールに溜め込んでます
←それって、犯罪では????
そんな中に、宛名に尋ね所なしの小包が。
それは60年前、終戦で台湾を離れる日本人教師が、帰国する船の中で書いた恋人でもある教え子の知子への7通のラブレターだったんです。
台湾のお家芸(?)と言ってもいいくらいの切ないパートである60年前の日本人教師と台湾人教え子との恋と、友子達現代のパート。二つのエピソードからなり、私は着地点をどうするのか観ていてドキドキしましたよ。どうやってこれを絡めていくんだろうと。
普通に考えてこの二つのエピソードって、共通点と言えば、台湾人と日本人の恋だけです。しかも現代バージョンは、どのへんから友子と阿嘉がそういう感情が起こったのかよくわからなかったし。でも思ってもみなかったところから、知子さんへ60年遅れのラブレターは届けられます。あの日、旅支度をして一緒に行こうとしていた知子さんを置いていかなければならなかった先生の本当の気持ちを知子さんはきっと理解したにちがいありません。
阿嘉と友子にも友子の帰国という別れの時が来ました。でも、これが最後のさよならってわけじゃない。60年前の二人は、台湾と日本の距離とか、日本が支配する立場から追われる立場になったとか、二人の力ではどうにもならない壁があったように思うけれど、阿嘉と友子の間は、もっとずっと近いんだもの。
ステキなファンタジーでもあると思ったし、観て損はなかったとは思うけれど、どうして台湾で新記録を樹立したほど皆が観たのかはちょっとわかりませんでした。
ホントはミュージシャンである阿嘉役の范逸臣はただ今31歳。私は20代前半くらいかと思って観てました。
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